■タクティカルロア【第１１話】花

＃１１です。

戦闘による初めての死者。
戻らない命。
死なせてしまう覚悟。
死んでしまう覚悟。
残される覚悟。
残していく覚悟。
生きていく覚悟。
それぞれの思いを胸に…

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■アバン
離艦収容されたパスカルメイジ乗組員。カモメより脱出した翼たちも救出される。
鳴り響くサイレンと共に曳航されていくパスカルメイジ。

…え？
中央部船底が吹き飛ばされて沈まなかったのか？しかも曳航できるの！？（驚
すっげーさすがむはいかんだーありえねー（棒読

■Aパート
『洋衛軍大敗』
全世界に報道される事実。気になるのはそんなニュースよりテロップだな。
『（ナク）ロマ共和国の情勢は以前緊迫状態、ナ軍のクーデターに議会右派が呼応。東ルース共和…』
RIDLLの狙い通りの情勢なんだろうな…

技研と連絡をとる漂介。技研への発注は凍結。
気を利かせたのか出向取消手続きをとるという技研担当者。

会社への報告に訪れた七波とターニャ。
「洋衛軍の要請に基く東南群島治安維持派遣軍護衛協力　本件に伴う実務船舶部第七課所属艦パスカルメイジの損害状況報告について　死傷者１７名内死者５名重症者４名軽症者８名…」
乗組員４８名。公式上で名あり乗組員２８名（漂介除）。よって名なし２０名。名無しのほとんどが死傷したのですね（ぉ
ちなみに、取材を行なったという海自のはるさめ（むらさめ型護衛艦）は定員が１６５名だそうです。
未来護衛艦とはいえ乗員少ないよなぁ…と思っちゃいけませんか？（ぉ

陸待回想。語られる七波の洋衛軍辞職民間転職理由。
慶良間で起こった事件。
「あれは何も解決されないまま放っておく事件ではないのです。私はマーキュリーズの一員として、同じくマーキュリーズであったその事件の首謀者を追わねばなりません。生きているんです彼女は！私が討たなくてはならないんです！」
…ハクビのことだよね？何したんだいったい？
七波の純粋な思いを理解した陸待は採用したわけだ。

担当官は七波とターニャが毅然としていると感じた様子。
陸待は二人の心情を見抜いている。さすが理解者、年の功（ぇ
ターニャも七波を心配してますね…自分も辛いだろうに…

妙に明るいさんご。空元気が痛々しい…
美晴はさんごを引き止める。
「お花…お花買っていこう。櫻ちゃんが好きだった、ピンクの花をいっぱい」
さんご号泣…糸が切れた…

検査入院中の翼。
退院準備の手伝いに訪れた看取。
漂介でなくて残念そうな翼…
部屋にはクレイオからの見舞いの花。気配り上手だからもてるんだな（ぉ
戦闘での死者。当然起こりえること。殺し殺される。覚悟はあったはず。しかし…
翼は、看取が七波の下に着任した理由を聞く。
「今日や明日、傷付くかもしれない人を私は放ってはおけない。だから、私はパスカルメイジに乗ってるの」
昔、七波から言われた受け売り。看取も翼と同じ質問を、七波にしたことがあったのだ。

海中の施設。
ハクビは子供たちに授業中。
少し離れて見つめるレイゲン。報告に来たラッシュ=ビヨンド。
ランスイールの海賊は強硬姿勢。環太平洋連合は弱気に。
ナクロマ軍部が議会を掌握。具体的行動は時間の問題。
「すべてはノイントテーゼのままに」
ノイントテーゼはハクビの論文らしい。４年前のものであり机上の思考ゲームだと言うハクビ。
その言葉をビヨンドは受け入れない。何故ならノイントテーゼのままに世界は動いているのだから…
恋は盲目とはよく言ったものだ（ぉ
『用心深く捻くれ者。圧倒的優位でも油断はしない』のがビヨンドじゃなかったっけ？（ぇ
まぁ４年前の理論じゃ古いと思いますよ。何処かに誤差軋みが生じるはず。

■Bパート
なんじゃこりゃぁぁぁっ！！（笑）
「え〜んやぁらやっとっと♪ば〜っくあ〜っぷちゃちゃちゃ♪」
なんちゅう可愛いキャラOSなんだぁ！（大笑）
艦内システムバックアップ中の双子。ついでに七波のHPデータまで無断更新（ぇ
呆れ顔のターニャ。揚げ足取りの悪戯双子。艦長命令だそうです。絶対違うから（笑）
このキャラOSパスカルちゃんというのか！しかもサボってるし！
持ってきた花束をテーブルに置くターニャ。慰霊の花か…
七波は殉職したクルーの家族のもとを回っていた。
手が止まる阿古屋姉妹。
「そっか…」「試練だね…真夏ちゃん…」

謎の少女…アンタ何処にたってんの！？
海の上なのか？そうなのか？
なんでバナナ？何故？

ターミナル。喪服の七波。
『孫を返して！返してください！』
『やっぱり反対するべきだったんだ！警備会社の船になんて！』
『どうして…どうしてあの娘は死ななきゃならなかったんですか！』
『あなたのせいじゃないことは分かっています。けれど…今は帰ってください…』
残された遺族の言葉が突き刺さる。
おそらく“民間”護衛艦ということで、覚悟していない遺族もいたのだろうと。
覚悟していてもやり場のない思いをぶつけるしかできないでしょうしね。
実際民間護衛艦の死亡率ってどのくらいなのか気にはなる。
反対のホームには迎えに来た漂介。

さんごに生気がないよぉ…完全に糸が切れてる…
そこにクレイオが櫻の遺品を持って現れる。
遺族に受け取りを拒否されたらしい。だから、親友だったさんごに受け取ってもらいたいと手渡す。
修理部門から統括機関長のさんごに、パスカルメイジ修理作業に協力要請。
櫻のバッグの中には遊園地のパス。
仲間の…親友の死に直面したさんごは戦意喪失。もう船には乗れないと号泣絶叫。

回収したカモメの損害報告書。
漂介がブラックボックス解析を手助けしたらしい。
艦長を迎えに行ったと聞いた翼はガックリ…
翼の心を何かが過ぎる。不憫だ…

「人が死ぬことをあんなに覚悟したはずなのに…」
艦長という重責。伴う責任。圧し掛かる現実。
…沈む七波。

「でも覚悟なんて口に出して言うんじゃないんです」
「それは私たちの実感です。慶良間の…あの事件以来…」
厳しい表情の阿古屋姉妹。
無邪気な笑顔の双子。マーキュリーズの３人。破壊される施設。炎の中に佇む暦。瓦礫の中の双子。
「あの時私たちは、艦長と同じ覚悟を誓った。でも同時にそのことを、心の奥にしまっちゃった」
「だって、そうしないともう笑っていられないような気がしたから…」
そうか…阿古屋姉妹の過去は七波と共にあるのか…
シリアス双子は別人だなぁ（ぇ

ターニャの心を過ぎる戦いへの思い…
それよりも…

美晴はさんご元気付ける。
研究所にいたときの自分。連れ出してくれたさんご。
美晴に人を助ける覚悟を教えてくれたのはさんごだった。
「そうだね。花を贈ってあげるようなそんな気持ち。たったそれだけで人を助けることもあるし、助けられることもある」
花を携えて集まってくるクルー。さんごに笑顔が戻る。

七波は漂介に船を下りるように願う。
漂介は七波をとっ捉まえて抱きしめて囁いて告白。
案の定、翼に見られて…
わかっちゃぁいたが…結局、翼は当て馬噛ませ犬かい！

海に花を手向けるクルー一同。
己を取り戻し誓うさんご。

『連合の仲介によって行なわれていた和平会議もついに決裂。２２日ナクロマ共和国軍は東ルース大使館を襲撃。これにより…』



ノイントテーゼはハクビこと暦の論文だったようで。
RIDLLがこの論文で動いているのは、慶良間の事件が切欠なのでしょう。
軍産複合体であるであろうRIDLLは金と権力を手に入れられると計算したわけだ。
ハクビとRIDLLどちらが実行に移したのでしょうね。

この時点でパスカルメイジに乗艦する理由が明かされた乗員は…、
翼　：　飛行科での差別を嫌って
美晴　：　天才児が研究所を出て？
さんご　：　美晴に付き合って？
阿古屋姉妹　：　復讐
看取　：　負傷者を救うため
ターニャ　：　七波の補助
クレイオ　：　不明
美晴とさんごの明確な理由がわからん…別に護衛艦じゃなくてもいいよな…
思いつきもしないのがクレイオなわけだが…ハーレムだから？（ぇ

大破したパスカルメイジを曳航していったのには驚きましたが。
どうなんですか？大破した旧型艦を修理して運用するものなんですか？
洋衛軍が大敗を喫したことで、民間ベースでも運用可能艦が少ないのでしょうか…
予算の問題か、新造艦の予定がなかったのか、これが当然の処置なのか…
民間警備会社で予備役っているのかも気になる。新規雇用だとすればこの情勢でどれだけ応募があることか…
志願兵（？）が出るほどの士気高揚はないと思うんですよねぇ…（ぉ

■海上自衛隊装備品ギャラリー：艦艇

↑次回視聴感想への気合を下さいな。

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