最終回の#3です。
何で化け猫だけ3話構成なのか不思議でしょうがありません。
いったい何があったのか。
形と真と理。
因果応報。
非道の行い。
攫われ飼われ死んでいく。
囚われた想念は開放される。
■アバン
化け猫の『真』はご隠居こと伊行。
死を覚悟している伊行は、過去を話そうとはしない。
「アレを成したのはアンタなんだ。アンタは話す義務がある」
ようやく話し始める伊行。
そう、あれはちょっとした鬱憤晴らし。ただの悪戯。
---あれは25年前
いったい何があったのか…
『真』が伊行の口から語られる…
■Aパート
雪降るある日。ひとり馬に跨り散歩するかのような伊行。
村人は恐怖の表情を浮かべ平伏。伊行は壊れているのか?領民に慕われているとは思えません。
通りかかる輿入れの列。伊行は花嫁を掻っ攫う。
「娘が…たまきが…悲鳴を上げたら…」
---すぐに帰してやるつもりだった だが…
「ほとんど…抗う様子もなく…」
---進んで… わしに…
「もたれかかるような…態度で…」
---それで どうしようもなく…
「今更…家に…帰しても可哀想なだけだ…ならばせめて…」
言い訳がましく、たまきを大事にしてきたようなことを口にする伊行。
結果的には死んでしまったたまき。
薬売りは確認する。
たまきの思いが化猫の原因か。
無言の伊行。
「この…屋敷から…花嫁が…出て行くのが…許せなかったんだろうよ。さても…女の恨みは度し難いことだ…」
伊國は呟く。加世は何か腑に落ちない表情。
さとは伊國に反論。
伊行と伊國の言葉は真実か虚構か…
薬売りの抑制も限界か…多量の出血と苦悶の表情…
「何でも言うことを聞くと思ってんのよ!逆らえないのをいいことに!」
さとの絶叫…座敷牢…肌蹴た着物…
まだ何かが足りない。『形』『真』『理』何が!
吹き飛ばされる薬売り!
しかし何とか押し返す!
一進一退…
加世と小田島は、それぞれさとと伊行を助けに向かう。
小田島は伊行をおぶさり奥の間へ。しかし伊國と笹岡は戸を開けようとはしない。
加世はまさか、さとに首を絞められ絶体絶命。後ろ暗いさとはまっすぐな佳代の目が気に入らなかったらしい。
小田島は加世を助けに行こうとするも伊行に首を絞められる。
「お前はわしを守るのじゃ」
屋敷の者の行動…さとの叫び…真実はいったい何処に…
なんて自分勝手な人たちだ…小田島はやはり常識人代表だったんだな(ぉ
力尽きる薬売り。
「頼む!頼む!頼む!頼む!頼む!!なんとかしてくれーーっ!!」
小田島の叫びに反応するかのように退魔刀が抜ける。
「小田島様の…頼みとあっちゃ…仕方あるまい…真と!理によって!剣を!解き!放つ!」
しかし化猫は先手を打ち二手に別れ壁を突き進んでいく!
加世とさと、小田島と伊行を守るように展開される札の結界。
叫ぶ退魔刀!
だが薬売りは素早い化猫の攻撃を受け吹き飛ばされる。
そのとき流れ込んできた化け猫の記憶。それは…伊行の告白とは全く異なるもの!
「これは…お前が見せたのか…?」
薬売りはそのまま化猫のなかへ…
奥の間に降り立つ化猫。
恐怖に慄く屋敷の者たち。
「アヒャハハハハハハハハ!いい〜気味だ!みんな!死んじまえばいい!!」
■Bパート
呑み込まれた薬売り。
やさしく触れる手。
「よしよし…ネコ…ネコ…いいこ…」
それは猫の幸せな記憶…
札に守られる加世と小田島。
さとと笹岡、伊國は遂に化猫に襲われた。
化猫が3人を襲った痕にはこの世ならざるモノ…
---帰して? 帰してだと?
蹲るたまき。刀を手にする伊行。
---私に指図とは口の利き方を教えてやる
素肌を晒し震えるたまき。
---この恩知らずが!
足蹴にされ虐待を受け続ける。
---わかったな! わかったな! わかったな!
聞くに堪えない声…
薬売りが見るもの…それは過去…たまきが体験し、ネコが見続けた…おぞましい過去…
「…最後まで拝ませていただく」
加世と小田島のふたりも取り込まれたのか、薬売りと共に真実を見ることになる。
久しぶりに奥の間に入った伊行は住み着いた猫を惨殺する。
さとは粗末な食事と嫌味を与え続ける。
牢の上には仔猫。殺された猫の子だろうか…
嬉しそうな笑顔を浮かべるたまき。たったひとりの友達…
---いつかあなたは 外へ
---おまえは
---強くなって 大きくなって
---自由になるの… あなただけは
「声を立てるな」
伊國は奥の間へ忍び込む。
伊行はたまきを持て余し、嫁の水江(?)に手を出していた。
たまきはネコを守るため牢の上に隠し、身体を任せる…
伊國とのことがばれたたまきは折檻を受け瀕死に…
---ネコ…ネコ… おまえは…
ネコは傷付けられるたまきを庇い伊行に傷を…
---お・逃・・げ…
たまきの最後の願い…ネコだけは外の世界で…
「…さようなら」
笹岡はたまきの後始末として遺体を井戸に捨てる。
「化猫よ…お前の…真と理…しかと…受け取った」
『キンッ』
---お前を為したのは 人ではあるが 人の世にある物の怪は 斬らねばならぬ
涙を流す化猫…
「真と理によって…剣を…解き!放つ!」
「トキハナツ」
…なんだぁ!?
召還?いや憑依?なに?摩利支天?(違…仮にそう呼ぶから!(ぉ
薬売りの身体の刺青(?)と着物の文様が消え召還されたモノに移っていく。
解き放たれた剣の刃は普通の刀身ではなった。光の剣!
乱舞する摩利支天。宙で化猫と打ち合い続ける!
「この地…この縁に囚われるな。清め放つ…赦せ!」
剣を振り回し化け猫を祓っていく!
「滅!」
消滅した化猫。その跡には美しくも欠片が舞い落ちる。
中央に佇む薬売り。その足元には小さきネコが息絶えていた…
加世と小田島は仔猫をたまきと同じところに葬ることとする。
「今度はちゃんとたまきさんと暮らせるといいわね」
伊行は言う。これは真の話だと。
「これがアンタの真。アンタの守ってきたもんだ。よーく見るがいいさ」
「誰も、誰かを縛ったり命じたりはできないからな」
薬売りが残した言葉。加世と小田島はそれぞれの行く道を己で決めなければならない。
平穏な外界。屋敷の出来事は夢のよう…
『カタンッ』
「ふふふ…こっちこっち…んふふふ…ネコネコ…ふふふ…」
屋敷から出て行く花嫁と仔猫…
驚愕の薬売り…
斬ったものは…
「ふっ…いやぁ…」
だぁふぉぁ〜終わったぁ(ぉ
露羽的には面白かったです。最後が孔雀王(古 になってましたが(ぉ
たまきとネコが外に出て行ったとき、薬売りは大変吃驚したようですが…ありえないことなんでしょう。おそらく。
滅殺し散らした魂が存在したわけですから…
ならば化猫はなんだったんでしょか…この家に関わった女(だけではないか…)の無念がネコを核に凝り固まったものって感じかなぁと勝手に解釈。
領民の脅えた表情と回想シーンの女の裸体の壁(?)が引っ掛かるわけですよ。たまきとネコだけの無念とは思えないのです。
さともなんとな〜く伊行や伊國に襲われた雰囲気がぷんぷんと…その捌け口がたまきだったのではないかと…
露羽的には伊國が切れ者で活躍するかなと思っていたのですが、只の痴れ者でした。でもまぁ表情的活躍したのでよしとしておこうかと(ぉぃ
加世は実家に帰るらしいですが、小田島はどうするのか…クソ真面目らしいので何とかなるか(ぇ
あと気になるのは薬売りの正体。
人間ではないよなぁ…耳尖ってるし牙生えてるし…
変身後の姿はなんなのでしょう?
妖怪?精霊?神?
まぁ気にしちゃいかんということで(ぉ
amazonでのDVD売り上げ。DVDで12位(06/03/26/01:14現在)だって。化猫だけ別格だよ(苦笑)
まぁココのアクセス解析でも異常な数値示してるからなぁ…
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有深度的劇情和新穎的畫風,真教人喜愛萬分,不知何時才能在台灣上映呢?